人生の記念日を祝ってもらうのは嬉しい事です。
日本では贈るものに語呂をあわせたり、連想するイメージで幸せになるようにと願いが込められている事が多いです。
そんな縁起物をさりげなく贈れるようになりたいですね。
慶事では奇数を、弔事では偶数を使うのが一般的です。
ただし「4(死)」「9(苦)」の数字や響きは使わないようにしてください。
また、「8(八)」は扇のように末広がりでめでたいとされます。
贈り物が複数の時にはその個数がどちらになるのか、不吉ではないかの確認をしてください。
根が張るようにと鉢植えで根がついた植物を贈る事があります。
胡蝶蘭は花言葉が「幸福が飛んで来る」なので、華やかな贈り物をしたいときにぴったりです。
観葉植物では名前そのままの「幸福の木」も人気ですね。
もし新居祝いや開業祝いで贈るときには、赤は火事につながり縁起が悪いので販売店などでその旨を伝えラッピングの色に気をつけて下さいね。
また、お見舞いや快気祝いには、根付く=寝付くとつながり、こちらも縁起がよくないので別の品を選びましょう。
白いハンカチを贈ってはいけません。
ハンカチは「手巾(てぎれ)」とも書き、「手切れ」つまり絶縁へつながります。
また、弔事でも白い布がご遺体にかけられる事も連想され、お祝い事には向きません。
色や柄がついているもので相手の方の好みにあったものを選んで下さい。
煎茶も弔事で使われることが多いので、お祝いのイメージにはあまり合いません。
しかし缶を赤くしたりなど、お祝い向きの容器や包装をして差し上げるのは問題ありません。
お茶が好きな方などへ贈る時は気をつけましょう。
結婚祝いにはこれからの新生活で使うものやペアのものを贈る事が多いようですね。
鍋や食器のセット、観葉植物、時計など、新しいお部屋で役立つものばかりです。
リクエストがない限りは刃物や瀬戸物、ガラスなど、「切れる」「壊れる・割れる」といった「縁が切れる」をイメージする品物は避けたほうが無難です。
ここに挙げたものはほんの一例です。他にも様々な縁起物やタブーがあります。
気持ちよくお祝いできるよう気をつけてみてください。