日本ではお祝い事に「4」や「9」がつくと、「死」や「苦」を連想する数字や品物を避けてきました。
他にもお見舞いには「鉢植え」は「寝付く」ので贈ってはいけません。
このような縁起の悪いものをあつめてみました。
- 忌み数
縁起の悪い数字を忌み数といいます。
口にしたときに同じ音で連想するものを避けるようにしましょう。
代表的なのは4と9ですが、他にも42(死に)や49(重ねて縁起が悪い)などは車のナンバープレートで使用しない程です。
また海外からきた13という数字も避けられていますね。
櫛(歯が欠ける)やシクラメン、菊(弔事で出番が多い上)などの品は特に避けましょう。
縁起の良い数は3、5、7と末広がりの八です。
- お茶
弔事でお返しなどに使われる事が多い為、お祝い事にはあまり向きません。
理由があって贈りたい場合は缶の色を赤くするなど、お祝いに適した色やデザインにしましょう。
紅茶やハーブティなどは含まれません。
- 白いハンカチ
弔事でご遺体に白い布をかぶせる様子を連想するため縁起が悪いとされます。
また、漢字で書くと「手巾(てぎれ)」と書き、「手切れ」を連想させるので、受け取った人が「絶交」と受け取ってしまうかもしれません。
色や柄のあるものは問題ありません。
他にはお祝いの事柄別に縁起の悪いものを挙げます。
- 結婚式
刃物やガラス、陶磁器などは「縁を切る」につながるので避けましょう。
ただし、相手の方から欲しいとリクエストされた場合は問題ありません。
新生活で使うためのキッチンツールなどは喜ばれますね。
- お見舞い、快気祝い
「鉢植え」は根が付く=「寝付く」を連想するので避けましょう
新築や開店の場合は「根を張る」とよろこばれます。
お見舞いをいただいたお返しには、「後に残らない」という願いを込めて、溶けてなくなる砂糖や石鹸、食用油や調
味料などを贈ります。
焼き菓子やチョコレートなども向いていますね。
- 新築祝いや開業祝い
ライター・灰皿などは「火事につながる」という意味から避けます。
赤色のものも「火」を連想させるので縁起が悪いですね。
最後に、縁起ではないですが避けたほうが良いマナーです。 - 目上の方への靴や靴下は「踏みつける」のでタブーといわれています。
また、「より勤勉に」という意味にも取れる時計やカバンも避けましょう。